現在NHKで放送中の朝の連続テレビ小説「わろてんか」。日頃は馴染みがなくても年末年始に総集編で観た!という人もいるのではないでしょうか。
ヒロイン”てん”は吉本興業創業者の吉本せいをモチーフにされている。”てん”が”笑い”をビジネスにした日本初の女性といわれるまでになる物語。彼女をとりまく個性豊かな登場人物の中で、目を惹くのが俳優高橋一生扮する”伊能栞”。
彼のモチーフは、今の宝塚に多大な影響を与えた”小林一三”ではないかと話題になっています。”伊能栞”が映画会社「伊能活動写真」を興して、映画界に参入していく様子は、阪急電鉄、宝塚歌劇団、阪急百貨店、東宝などの阪急阪神東宝グループの創業者である”小林一三”の姿と重なります。今後どのように描かれていくのか、2人の実業家の姿を重ね合わせながら楽しめそうです。(ドラマとして再構成されておりフィクションです。)
そして、先日1月3日は”小林一三”誕生日でした(1873年・明治6年)。”一三”という名前は誕生日に因んだ命名だったのですね。多方面で活躍し、1957年(昭和32年)享年84歳で生涯を終えました。昨年2017年は没後60周年。今年2018年は生誕145周年にあたります。
1月10日(水)からは、小林一三没後60周年記念事業の一環で、阪急うめだギャラリー(阪急うめだ本店9階)では「小林一三ワールドⅡ」が開催される(入場無料)。
(画像は、「小林一三没後60周年特別記念サイト」より)
『小林一三ワールドⅡ』(入場無料)
2018年1月10日(水)~15日(月)阪急うめだギャラリー(阪急うめだ本店9階)
日~木午前10時~午後8時 金・土午前10時~午後9時(催し最終日は午後6時閉場)
彼と関わり深い100人との写真エピソードを交えながら、ゆかりの手紙や美術品が展示される。100人の中には、吉田茂、松下幸之助、越路吹雪、与謝野晶子、村岡花子、北大路魯山人など多岐のジャンルからなり、幅広い交流を通じて小林一三の世界が楽しめそうです。
詳しくは、
小林一三没後60周年 記念特設サイト→http://kobayashi-ichizo.com/60th/other/
連続テレビ小説「わろてんか」公式サイト→https://www.nhk.or.jp/warotenka/