今回は店長の堀江さんに取材させていただき、おすすめの商品などについてお聞きしてきました。
「オーガニックプラザ」を運営する㈱ヘルスライフは京都に本社を置き、「オーガニック普及促進」をテーマに、有機野菜、オーガニック食品、無添加食品などを販売するお店を多数展開しています。ソリオ宝塚店ができたのは2021年の11月。今年の11月で丸2年を迎える若いお店です。
オーガニックスーパーというと一般的に少し敷居が高く、お客さんの年齢層も高めの傾向がありますが、阪急百貨店に無印良品とカルディができてからは若い層の来店も増えてきているのだそうです。
こちらのお店の第一印象は、取り扱う商品の種類がとにかく多いということ。
写真だけでは伝えきれませんが、あらゆる品目の商品が所狭しと陳列され、世の中にはオーガニックや無添加の食品がこんなにもあったのかと、わくわくしました。ここ2、3年はコロナの影響もあり、健康への意識の高まりから、体にやさしい食品への関心も高まっているとのこと。
そんな流れの中、無添加やオーガニック、グルテンフリーなどの食材も流通する種類が増え、以前よりも選択肢が増えているのだそうです。
野菜やお米などは、地産地消の観点から丹波や三田、神戸などの契約農家のものが多いですが、全国100軒以上の農家と契約し、いろんな産地から旬の美味しい食材を仕入れ、販売されています。
それでは堀江店長のおすすめ商品を5つご紹介しましょう。
”店長のおすすめ”その①は「お米」です。
オーガニックプラザの社員の皆さんは農家に直接出向いて農作業も行うなど、単に仕入れるだけではなく、現場を知り、生産者の方との繋がりも大切にしておられます。
ソリオ宝塚店では、量り売りのコーナーが設けられていることも特長の一つ。玄米の状態で販売されており、精米機も設置されているため3分づきから白米までお好みの状態で精米し、糠(ぬか)も持ち帰ることができます。
一番人気は兵庫県産の「旭」。「幻のお米」「お米の原種」と呼ばれる深い歴史を持つお米です。
無肥料無農薬の自然栽培というのも貴重で、取り扱うお米の中で最も高価ですが最も売れており、ご覧の通り今年のストックは完売に近づいています。
量り売りではなくパッケージされたお米もたくさん揃います。
中でも人気があるのが、宝塚「もっくんふぁーむ」のコシヒカリ。こちらも完売が近づいています。
どちらのお米も秋ごろには新米が入荷するとのことですので、期待して待ちましょう。
”店長のおすすめ”その②はこちら、「吉野葛わらび餅」です。
6月から9月にかけて販売している人気商品。吉野葛で作られた無添加のわらび餅はもちもちの食感、国産きな粉もついています。食べきりやすい小分けパックで2パックに別れているのもうれしいポイントです。冷たく冷やして食べるとおいしいでしょうね。
”店長のおすすめ”その③は「きねうち十割そば」です。
こちらはリピーターの多い大人気商品とのことで、夏場と年末はいくら仕入れてもすぐに売り切れてしまうそうです。
こういったパッケージのおそばはどこのスーパーでも見かけますが、十割そばもあるんですね。知りませんでした。お値段もお手頃で、調理もしやすく、そばの風味も栄養価も高いということで人気があるのも納得です。
小麦粉が入っていないので、グルテンフリーを心がけている方にとっても重宝しますね。
合わせるだしはこちらがおすすめです。
化学調味料だけでなく、酵母エキスやたんぱく加水分解物も不使用とのこと。
無添加にとことんこだわり、だし本来の自然な風味が味わえます。
”店長のおすすめ”その④はこちら、「足立醸造の国産有機醤油」です。
こちらの醤油は、100年以上も使い込まれた吉野杉の木桶で仕込まれています。
このような古式天然醸造杉桶仕込と呼ばれる醸造方法を採用しているところは、日本全国で片手で数えるほどしかないとのこと。しかもこの醤油は有機認証も取得しており本当に貴重です。
そういうわけで、日本国内だけではなく世界にも認められているオーガニック醤油なのだそうです。
使ってみたくなりますね。
”店長のおすすめ”その⑤は「オーツミルク」です。
最近カフェなどでも一般的になってきた植物由来のミルク、その中でもおすすめなのがオーツ麦由来のオーツミルクです。
牛乳に慣れている人でも飲みやすい風味で、優しい甘さが特長、製造過程における環境負荷も少ないのだそうです。
この「マイナーフィギュアズオーツミルク」は、イギリスのコーヒー会社がコーヒーを美味しく飲むために開発したというもの。そのまま飲んでも美味しいですが、コーヒーに合わせるとコクが出て美味しいのがポイントです。
パッケージもおしゃれですね。
他にもおすすめがたくさんあり、5点だけでは少なすぎますが、あとはお店で、ということにしましょう。
こちらのお店はPOPの商品説明が丁寧です。スタッフも社員の方を中心にオーガニックや無添加に関心の高い方が多いとのこと。
グルテンフリーについてもこのようにわかりやすく、且つ少し踏み込んだ説明がしてあり、勉強になります。
食品以外にも環境にやさしいこんな商品もありました。この不織布できただバッグはコンポストといって、生ゴミを入れておくと分解して堆肥が作れるというものです。できた堆肥で野菜や植物を育てることで、循環が成立するというわけです。
以前はオーガニック、無添加というと意識が高い人が選ぶものという印象でしたが、少しづつ裾野は広がってきているようです。
店長の堀江さんはこう言います。
「オーガニックや無添加を特別なものと捉えず、気軽に立ち寄ってもらって、いいものがたくさんあることをる知ってほしい。そしてよく使うもの一つからでも取り入れてみてほしい」
駅前で立ち寄りやすい立地にある「オーガニックプラザ」、こだわりが詰まっていますが、敷居が低く開かれたお店という印象を受けました。
普段は近所の行きつけのスーパーしか行かないという方も、是非一度立ち寄ってみてください。楽しいですし、新たな発見も色々ありますよ。
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店名:オーガニックプラザ ソリオ宝塚店
住所:665-0845 兵庫県宝塚市栄町2丁目1-1 ソリオ宝塚GF
TEL:0797-81-9353
instagram:instagram.com/organic_plaza
営業時間:10:00~20:00
定休日:なし
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記事/写真 RL