気温上昇のせいか、ふと沖縄料理が食べたくなりました。
逆瀬川の「落合食堂」が沖縄料理を出されていると知り、早速行ってみることに。
こちらが外観です。
沖縄そばの文字を即ロックオン。
この手書きの看板、味があって沖縄そばを食べたいという気分を誘います。
以前こちらの前を通った際、軒上の看板に”牛串焼 大阪天満、焼タンドリー 京都岡崎”と書かれてあるのを見て気になっていました。
チェーン店?焼タンドリーって何?
店主の落合さんにお話をうかがうと、天満の串焼き屋さんと岡崎のタンドリーチキン専門店での経験を経て、12年前に宝塚に串焼きを出す居酒屋として開業されたとのこと。
天満と岡崎はそういうことでした。
店内はこんな感じ。やっぱりオリオンビールの提灯は沖縄気分を盛り上げてくれますね。
沖縄料理を提供するきっかけとなったのは、コロナ禍。”飲みに行く”という行動がぱったりと消えてしまった以上、串焼きで勝負を続けることは難しく、沖縄料理をメインに据えてランチ営業を始められました。
沖縄出身?もしくは相当な沖縄好き?と想像しましたが、なんと一回も行ったことがない状態で、沖縄出身の知人に味をチェックしてもらいながらマスターしたとのこと。
料理人ってすごいです。
ちなみに落合さん、沖縄にはいっそ一回も訪れないでおこうかと思っていたけど、一回だけ行ってしまったとのこと。
「もっと行ってください。」
泡盛もずらりと並びます。
落合さんが泡盛好きだったことと、薄めの味付けが好みだったことが沖縄料理を提供するきっかけとなりました。
注文した料理はこちら。
まずはソーメンチャンプルーとジューシーです。
ソーメンチャンプルーは合格ラインに仕上げるのに時間がかかったとのこと。ふっくら、しっとり、ツナのマイルドさ、そして熱々に火が通りおいしいです。
次に沖縄の炊き込みご飯ジューシー。
初めて食べましたが、出汁だけではなく油の絡み具合が絶妙で特有のおいしさです。聞くと豚を煮込んだ出汁で炊いているとのことで、コラーゲンが米一粒一粒に絡んでいるのでした。
食べていると落合さんが来て、「うち量多いでしょ、つい多くしてしまうんです。最初に量を確認してるんですが、意地悪してそのまま出しました」とのこと。
落合さん、楽しい人です。
確かに多くて、ジューシーの茶碗がなかなか深く、これだけで大分お腹が埋まります。
そしてこちらが気になっていた焼きタンドリー。
表現が難しいですが、見た目はソテーのようで食べるとタンドリーチキン、この柔らかはさどう表現していいかわかりません。聞くと仕込みに3〜4日とのこと、納得しました。
焼きタンドリーはランチでも大人気だったそうです。ドレッシングの酸味とマヨネーズもよく合います。白いご飯とはベストマッチですね。
今は無き岡崎のタンドリーチキンと焼き野菜の専門店「セクションドール」で学んだタンドリーチキン。
こちらではタンドールではなくオーブンで焼いているとのこと。これはちょっと他所では食べられないでしょう。
やはり外せないのは沖縄そば。
今回はハーフを注文しましたが、さらに小さいサイズもあるのはうれしいポイントですね。
見るからに美味しそう、そして期待通りでした。
さっぱり系も欲しいので、もずく酢を注文。
はい、おいしいです。
メニューはこんな感じ。
居酒屋ですので沖縄料理以外にも色々な一品があり、串焼きも厳選して提供されています。
現在ランチタイムは営業されていませんが、ランチがきっかけで夜のお客さんが増えたとのこと。納得です。
こちらのお店、落合さんもスタッフさんも、とても元気で明るく親切です。
“おいしくて愛想がいい” ということで、17時の開店と同時に次々とお客さんが訪れるのでした。
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店名:落合食堂
住所:〒665-0035 兵庫県宝塚市逆瀬川1丁目13−25
電話: 0797-78-8809
営業:17:00~22:00 (フードのラストオーダー21:00)
定休日:日曜日・祝日
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記事/写真 RL