宝塚市立文化芸術センターの企画展「髙田光治のミクロコスモス劇場展ー粘菌と胞子がつむぐ物語ー」にちなんで開催された「アートな菌の市」。きのこと粘菌のショップやワークショップが大集合し、「きのこ祭り」のようだという噂を聞き気になっていたので、最終日に行ってみました。
まず最初のお目当ては、神戸キノコ観察会のブース。小学生の子どもの夏休みの自由研究のネタ探しになればとの思いで覗いてみましたが、その収穫は予想以上でした。
こちらのコーナーでは、きのこの胞子を顕微鏡で見せてくれました。
「わー!」と、子どもたちの歓声が上がります。顕微鏡で見ると、きのこの種類によって、胞子の形はそれぞれユニークな形をしていることに驚きました。接眼レンズの上にスマホをかざし、写真を撮る方法も教えてもらいました。これをスケッチすれば、夏休みの理科の自由研究はバッチリですね。
次に、きのこを触らせてくれるというのでお隣の机に移動しました。
会長さんの説明を聞きながら、恐る恐るきのこを触ってみます。
シフォンケーキのようにふわふわしたきのこや、ゼリーのようにプルンプルンしたきのこ、虫から生えているきのこなどを見せてもらいました。特に、上のふわふわきのこは、子ども達に大人気でした。
毒きのこを持つこともできます。小さなお子様や皮膚が弱い人は手がかぶれることがあるかもしれないので注意が必要ですが、すぐに手を洗えば大丈夫だそうです。
可愛いきのこのグッズや本がたくさん並んでいて、どれを買うか迷います。
また、きのこグッズ収集家としても活動する、きのこライター堀博美さんが集めたファッショングッズを展示する”きのこづくしコレクション”が同時開催され、会場に華を添えています。
8/26(土)に行われたガーデントークサロン「粘菌ってなあに」に登壇したマメホコリ工房の片岡祥三さんのブースでは、顕微鏡で粘菌を見せてもらい、粘菌の資料セット「ねんきんのほん」も購入しました。片岡さんが文を執筆した粘菌の漫画や片岡さんの息子さんが小学3年生の時に研究したというノートまで入っていてびっくり!粘菌入門にぴったりのセットでした。
顕微鏡で見せてもらった粘菌たち。どれも綺麗で可愛いくて驚きました。
子どもたちは、消しゴムはんこ作家藤岡きのこさんのブースで、きのこのはんこを押したオリジナルシャープペン製作に夢中です。
きのこのおもちゃがすくえるきのこすくいは、子どもたちに大人気でした。
文化芸術センターのカフェ、サイドマンズスタンドでは、「3種キノコとクリームチーズベーグルPizza」が登場!美味しそうですね。
おおやね広場のキッチンカーでは、きのこ型かき氷が子どもたちのハートを掴んでいました。
それにしても、きのこや粘菌を愛する人々がこんなに多いとは。私も、会場を一回りした頃には、すっかりきのこと粘菌のファンになってしまいました。今回のイベントに行けなかった人も、9/3(日)までの企画展「髙田光治のミクロコスモス劇場展ー粘菌と胞子がつむぐ物語ー」にはまだ間に合います。ぜひこの企画に足を運び、きのこと粘菌の魅力に触れてみてくださいね。
展覧会名:
宝塚市立文化芸術センター企画展「髙田光治のミクロコスモス劇場展ー粘菌と胞子がつむぐ物語ー」
出品アーティスト:髙田光治
期間:2023年7月29日(土)~9月3日(日)
時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
会場:宝塚市立文化芸術センター 2Fメインギャラリー
申込:不要
料金:一般(高校生以上)1000円
※中学生以下無料
※障がい者手帳ご提示でご本人さま、付添の方1名まで無料
※2023年度パートナー会員無料
駐車場(有料):12台(1台は障がい者用駐車場)
問い合わせ先:0797-62-6800 (宝塚市立文化芸術センター)
※取材イベント名
アートな菌の市
日時:2023年8月19日(土)・20日(日)・26日(土)・27日(日)
場所:宝塚市立文化芸術センター1階ホワイエ、キューブホール、おおやね広場
※こちらのイベントは終了しています。
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宝塚市立文化芸術センター
住所:兵庫県宝塚市武庫川町7-64
TEL: 0797-62-6800
開館時間:10:00~18:00
休館日:水曜(祝日は開館)
WEBサイト https://takarazuka-arts-center.jp/
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記事/写真 :YURIE(BRALIライター)