チェーン店では味わえない、”ほっとする雰囲気”を満喫できる。
今回はそんな喫茶店をご紹介します。
清荒神駅の北出口を出るとすぐ目に入るのが、こちらの喫茶店、「喫茶麻里」です。
レトロな佇まいですが、いわゆる流行りの純喫茶とはまた違う素朴な雰囲気が気になります。
のぞいてみるとモーニングの看板が。
トーストとゆで卵とコーヒー、王道といえるセットです。
9時半から開く図書館に向かう前に、こちらでモーニングを食べることにしました。
お店の中はこんな感じです。
コロナ対応で仕切りを立てる際、簡易なタイプではなく、見栄えの良い仕様のものを設えられました。
お客さんもこの仕切りがある方が落ち着くようで、そのまま残しておきますとのこと。
姉妹で営業されており、お話を聞くとお母様の代から60年も営業を続けられているとのこと。
「喫茶麻里」という店名はお母様の名前である”まりこ”に由来しているのだそうです。
朝いらしたのは妹さんで常連さんとの会話が弾みます。
気さくな方で私も初めての来店でしたが、楽しく話が弾みすぐにリラックス。
いい感じのほっとするお店だなという印象を受けました。
早速モーニングを注文、ドリンクはやっぱりホットコーヒーです。
出てきました。こちらがモーニングです。
シンプルなバタートーストといちごジャム、そしてホット。これがいいんです。
でもゆで卵がありませんね。
ここがポイントです。
なんとゆで卵は注文してから茹でてくれるんです!
聞くと、作り置いて残ったらもったいないからという凄くシンプルな理由なんですが、茹でたてが食べられることに感動してしまいました。最近、チェーン系のカフェなどでは冷蔵庫でキンキンに冷えたゆで卵が当たり前のように出されることがあり、これってどうなのかな?と感じていたからです。
しばし待つと、満を持して塩とともにゆで卵の登場。
最高だったことはいうまでもありません。
そしてコーヒーにも嬉しいポイントがありました。
コーヒーはブレンドとのことですが、華やかな香りが強めの特徴的な美味しさです。
そしてゆで卵同様、こちらもあつあつなんです。
聞くと、こちらではネルドリップで落としたあとお鍋で少し温めておられました。
ネルドリップというとじっくり落とすので少し温度が低くなりがちですが、こちらでは早めに落としているとのこと。お鍋といい、まさに独自のスタイルなのですが、美味しければ万事OK。
熱いコーヒーがお好きな方には特におすすめです。
カップはもともと、ブルーマウンテン用などメニューによって使い分けておられましたが、震災で割れて不揃いになってしまったので、今ではブレンドコーヒーの提供にも使用されています。
これはココア用とのこと。上品ながらも程よい厚みがあり、持った感じも口当たりも印象に残るカップでした。
こちらがメニューです。
ゆで卵に感動したので、たまごサンドも絶対に美味しいはずという妄想が膨らみます。
そしてここではぜんざいも食べられます!
ぜんざいは別腹ですが次回のお楽しみとしましょう。
と思っていましたが、清荒神参拝後に再びお店へ。
結局いただいたのでした。
こちらのぜんざいも言わずもがな、最高でした。
この時間はお姉さんが立っておられ、BGMはクラシック。
ぜんざいの甘さとクラッシック音楽、そしてお姉さんも気さくに話す方で疲れも癒やされたのでした。
図書館や清荒神へ行かれる際は是非利用してみてください。
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店名:喫茶麻里
住所:〒665-0836 兵庫県宝塚市清荒神1丁目11−6
電話:0797-87-2019
定休日:不定休
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記事/写真 RL(BRALIライター)