宝塚といえば、歌劇団や温泉地として知られていますが、もう一つ誇れるものが「炭酸せんべい」です。
今回は、明治時代から続く老舗、「炭酸煎餅本家 黄金家(こがねや)」をご紹介します。
今回は、明治時代から続く老舗、「炭酸煎餅本家 黄金家(こがねや)」をご紹介します。
先々代の店主が、宝塚にふさわしい銘菓を作ろうと工夫を重ね、湯本町に湧き出る天然炭酸水を使って「炭酸せんべい」を作り上げたのがはじまりです。
素朴でやさしい風味とサクサクとした軽い食感は、他にはない独特の味わいで、宝塚名産として全国に広まることとなったそうです。
店内ではせんべいを焼く機械を見ることができました。
現在でも昔ながらの手焼き手法を守り、ひとつひとつ真心を込めて焼き上げられています。
店頭に並ぶ炭酸せんべいは、缶入りや箱入り、クリーム炭酸せんべいなど、さまざまな種類があります。小分けの袋入りもあり、自宅で楽しむのにも便利です。
私が通りかかると、いつも買い求めるのが「炭酸フレーク」です。一袋100円。
こちらは炭酸せんべいを焼いたときにできるフチを集めたもので、サクサク感がそのまま楽しめます。砕けたフレーク状になっていますが、味は同じですよね。
子どもたちは、コーンフレークのようにして食べています。やさしい甘さの味でサクサク感が楽しめます。
バニラアイスと一緒に食べるのもおいしいです。
バニラアイスと一緒に食べるのもおいしいです。
お店のWebサイトを見てみると、黄金家は伝統を守りながらも、炭酸せんべいを使用した「宝塚カレーパン」を販売するなど、現代にマッチした商品も提案しています。宝塚北サービスエリアで販売されています。
カレーパングランプリで金賞を受賞するほどの人気だそう。食べてみたいですね。
「黄金家」は、阪急宝塚駅から徒歩5分ほどの便利な場所にあります。
宝塚駅周辺を訪れた際には、ぜひ「黄金家」の炭酸せんべいを手に取ってみてください。
長い歴史を持つお店で、昔ながらの手焼きの技術が詰まったお菓子を楽しむことができますよ。
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店名:炭酸煎餅本家 黄金家
住所:宝塚市湯本町9-27
営業時間:9:30〜18:00(月曜定休)
電話:0797-86-2962
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記事/写真: みくり(ライター)