宝塚市立文化芸術センターの2階メインギャラリーで、4月14日から開催されている「松井桂三展 化学反応実験」。一般公開に先がけて行われた内覧会へ行ってきました。
松井桂三氏は、米国アップル社Macintoshのパッケージデザインシステム構築など、さまざまな企業やブランドのアートディレクションを手がけている日本を代表するグラフィックデザイナー。宝塚市在住で、宝塚市立文化芸術センターのロゴマークの制作者でもあります。
この展覧会は、宝塚市立文化芸術センターが宝塚市内の芸術家にスポットを当てることを目的に、同センターオープン時より、展開されている「Made in Takarazuka」シリーズの第3弾。
目の覚めるような色使いで躍動感あふれるこの入り口を通ると、展覧会への期待が高まり、なんだかわくわくしてきます!
入り口付近のエリアでは、カラフルで時に奇抜なポスターなどが展示されています。
宝塚市民にもおなじみ「ビゴの店」のデザインも松井氏が手がけられており、紙袋が展示されていました!当時からデザインは変わっていないと、ご本人がお話してくださいました。
他には、ハービス大阪のロゴマークや政府広報のロゴマークなど。実は、私たちの生活のさまざまな場面で松井氏のデザインに触れていたのですね!
展示作品は、ポスターだけでなくガラスや陶芸、映像などさまざまなジャンルの作品にわたります。
個人的にうれしかったのは、宝塚市立文化芸術センターの開館記念展「宝塚の祝祭 Great Artist in Takarazuka」で展示されていたインスタレーション作品「lumen」のミニチュア版があったこと。
この矢印の部分から覗いてみると、万華鏡のように揺れ動く光と音の作品が鑑賞できます。
内覧会では、松井氏が長年ブランディングに携わった「ヒロココシノ」のファッションデザイナー、コシノヒロコ氏との対談もありました。
おふたりはとてもエネルギッシュ。デザインやアートなどの表現活動を通じて、人生をとても楽しんでいらっしゃるような印象を受けました。
展覧会の最後に出会うメッセージにも、ハッとさせられ目が覚めたような気がします。
開催期間は5月14日(土)まで。
観覧料は、一般(高校生以上)800円で、中学生以下は無料。
松井氏の驚きや笑顔あふれる作品を鑑賞し、引き起こされる化学反応を体験してみてくださいね!
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「松井桂三展 化学反応実験」
主催:宝塚市立文化芸術センター(指定管理者:宝塚みらい創造ファクトリー)
会場:宝塚市立文化芸術センター2階メインギャラリー
開催期間:4月14日(木)~5月14日(土)
観覧料:一般(高校生以上)800円 中学生以下無料
休館日:毎週水曜日(5/4は開館)
開館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
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記事/写真:braliライター MARIE