上昇する気温のせいで、またしても沖縄料理が食べたくなりました。
探すと案外見つからないないものですが、宝塚のお隣川西能勢口に沖縄そばが食べられるお店があると知り、訪問してきました。
「かっぱ食堂」は、駅前の商業エリアではなく、少し北上した住宅地のエリアにあります。
イラストのかっぱはこちらの店長です。
開業は2021年12月とまだ若いお店ですが、伺ったときも親子連れの方などご近所さんが多く、満席空き待ちの状態。地域で愛されてることがわかります。
住宅地ということもあり、お客さんはやはり近隣の住民の方が多く、あとは私のようにピンポイントで沖縄料理を検索してやって来る方がほとんどなのだそうです。
中はこのようにL字のカウンター席のみで、家庭的な居酒屋のような雰囲気もあります。
かっぱのイラストは店長の柿本さんが自分をイメージして書いたもので、学生時代から書いているという愛着のあるキャラクター。
キャラクターがいた方がわかりやすく、お店も印象に残るだろうとの思いで設定されました。
実際「かっぱ食堂」という屋号とかっぱのイラストは、既に頭に刷り込まれました。
こちらのお店は柿本さんと副店長である旦那さんの二人で切り盛りされていて、副店長のキャラはペンギン。そして１歳のお子様は宣伝部長として時々インスタグラムに登場します。
なんというゆるさ。
このゆるさも「かっぱ食堂」の魅力のひとつです。
柿本さんの母方の御実家は沖縄。おばぁの家で本場の沖縄家庭料理の味に慣れ親しんできました。
そんな柿本さんが作るかっぱ食堂の看板メニューは”ソーキ”と呼ばれる豚軟骨の煮込み。
ほとんどのメニューにこのソーキが入っています。
メニューはこんな感じです。
沖縄の炊き込みご飯”じゅーしー”にソーキが乗った、”じゅーしーソーキ丼”もシークヮーサー香る”冷やしソーキそば”もかなり気になりますが、初来店なのでやはり看板メニューの”ソーキそば”をいただくとしましょう。
来ました！
注文したのは、もずくとあおさものっかった全部載せの”よくばりかっぱそば”とミニじゅーしーのセット。セルフサービスの紅生姜ももちろんトッピングします。
早速ソーキからいただきました。
ほろほろと柔らかくも程よい歯応えと、芯までしっかり浸透した甘辛い味付けは絶品。かつおベースのあっさりスープとよく合います。そして、たっぷりのあおさともずくは食感も香りもよくヘルシーで、ソーキとのバランスも絶妙です。紅生姜もやっぱりなくてはならないアクセント且つ引き締め役。
次は肉2倍で食べたくなりました。
豚の出汁が隠し味のじゅーしーも優しい味で、そばと調和します。白米も合いそうですが、沖縄そばにはやっぱりじゅーしーが合いますね。
辛いのがお好みの方には、泡盛に島とうがらしを漬け込んだ”こーれーぐーす”も用意されています。
こちらのこーれーぐーすは、同じく川西市にある沖縄料理を提供する居酒屋「わいるどふぁーむ」の自家製とのこと。沖縄野菜の島とうがらしも、店主がご自身で栽培しているというこだわりの一品です。
ご覧の通り、こちらのこーれーぐーすは残りわずか。
無くなったら、次はかっぱ食堂自家製こーれーぐーすが登場するとのこと、こちらも楽しみですね。
食後にはこちらの自家焙煎カフェインレスコーヒーをいただきました。
柿本さん自身も必要とするカフェインレスコーヒー、自家焙煎の豆はどこでも手軽には買えません。
同じような思いの人もいるだろうと、自ら手網で焙煎して販売されています。
涼し気な琉球ガラスのグラスでいただくコーヒーはスッキリ且つまろやか、沖縄料理同様優しい味わいでした。
管理栄養士でもある柿本さんは、前職では保育園で子供の食事に携わってきたという経歴の持ち主。
そして御自身も子育て真っ最中ということで、店舗を利用して離乳食について学ぶイベントなども開催されています。
また、イベントの他にも写真にあるような、簡単で栄養も摂れる炊き込みごはんの素なども開発されています。
昔からやりたかったというお店、たまたまお子様の誕生とも重なり、子育て中の今は可能な範囲で試行錯誤しながら営業されています。
そんな中、イベントの企画運営や商品開発、コーヒーの焙煎などできる範囲を着実に広げつつ、6/30からは金曜日のみ夜の営業も再開されるとのこと。
「かっぱ食堂」、今後の活躍が楽しみなお店です。
沖縄料理がたべたいシリーズはこちらから
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店名：かっぱ食堂
住所：〒666-0035 兵庫県川西市花屋敷１丁目９−２４
instagram：https://instagram.com/kappasyokudo
営業：11:30～14:00
定休日：日・月・火曜日
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記事/写真 RL
