宝塚から車で約50分、電車では川西能勢口駅から能勢電鉄に乗り換え約20分。
大阪能勢の豊かな自然のなかに、素朴なフランスの家庭料理のお店「mutsumi」さんが6月にオープンされました。
循環、団欒、自然をテーマとし能勢で採れるお野菜をたくさん使われています。
野間の大けやきのすぐ隣、古民家「懐かしさの社」の内が店舗です。
お店の前に駐車スペースは3台分ほどあります。電車の場合、最寄駅は妙見口ですがタクシーが常駐していないため、京都タクシーの営業所があるときわ台からタクシーに乗っての移動をオススメします。
お料理は3,300円のランチコース。完全予約制で11時スタート、13時スタートの2部制です。
店内は懐かしさを感じる落ち着いた雰囲気で、カウンターが6席、テーブルが2席でシェフとの距離が近くお食事を楽しめます。
お伺いしたのは7月下旬、夏のメニューが楽しめる時期でした。
コースと別でドリンクを注文。厳選された自然派ワイン、お店で漬けられた果実を使ったサワーや果実酒、こだわりのソフトドリンクが用意されています。
1皿目はバゲットに乗せられたリエット。優しくもしっかりとお肉の味を感じられる一品。
2皿目はトマトの冷製スープにパプリカのフィナンシェをそえて。トマトのジュースやスープは苦手…という人も驚くほど、嫌な酸味がなく旨味の強いスープ。トマトの風味も損なわれることなく、トマトってこんなに美味しくなるの?と思いました。またフィナンシェというとお菓子で甘いイメージがありますが、パプリカのフィナンシェはトマトのスープに合う、パンのような味わいでこちらも絶品でした。
3皿目は茄子とプロシュート。軽く焼かれた茄子とプロシュートの塩味がベストマッチ。茄子を主役にしてこんなに美味しく食べられるお料理があるのかと、とても驚きました。
4皿目、メインは鯛の地中海風。そのまま食べても新鮮で美味しい鯛の表面をカリッと焼いて、ブイヤベースのソースと合わせていただきます。シンプルなのに旨味がたくさん。途中、ガーリックマヨネーズを足して味を変えいただきました。付け合わせのシシトウと黒インゲンとのソースの相性ももちろん抜群。写真には残せていませんが、コースと一緒に出してくださるフォカッチャと一緒に食べるのも最高でした。
デザートはチョコレートプリンのマンゴーソース。チョコレートといっても重さはなくマンゴーソースと合わせて軽くいただけました。食後の飲み物はコーヒー、紅茶、ハーブティーから選ぶことができます。ハーブティーは注文してからお店の前のお庭で摘んできていただけます。
お料理全体を通してどれもシンプルなのに旨味がしっかりと引き出されていて、優しい味でした。能勢の自然を眺めながらいただくお料理は美味しいのはもちろん、食べて「癒される」という感覚でした。季節・仕入れごとにメニューをかえられるようなので、四季を楽しみにお伺いするのも楽しそうです。
宝塚から少しお出かけして、自然を感じながら癒される食事を楽しんでみてください。
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店名:mutsumi(ムツミ)
住所:〒563−0133 大阪府豊能郡能勢町野間稲地278
営業時間:11:00-15:00(完全予約制11:00-,13:00-)
定休日:火曜日・木曜日
電話:050-3704-4999
Instagram:https://www.instagram.com/watashino_omise/
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記事/写真:braliライター KASMIN