「からだケア」コラム
ヒーリングダフネ 柳瀬理佐
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人の自然に湧き出る感性の1つに「欲すること」があります。
より高く、より広く、より大きな視野で生きたい
一歩一歩前進する感覚です。
一歩踏み出せば満ち、また欲し、一歩踏み出す。。。
その欲求の波は比較的穏やかで、安心で、 常に満ちた感覚にもなるでしょう。
減っては満ちて、満ちては減って。それが自然な営み。
けれど、その欲求が不自然になっていくことがあります。
高く、広く、大きく。。。とは異なる欲求。
飢餓感のある心理は食べ物を溜めこむ習性となり
貧乏で苦しんだ経験はお金を貯めこみ
刺激の欠乏は依存症となり
全ての面で不安や執着となって現れてきます。
広がりや高さはなく、枯渇した感覚は
満ちていく感覚も乏しく、減ることを恐れます。
人それぞれにきっかけ、原因は異なりますが
不自然な欲求は心理的にも、やがては身体的にも
不調になって表面化してきます。
まずは根底にある原因を見つけること、
そして原因が見つかれば
日常の生活の中でできる対処法や
心理的なヒーリング、また不自然になった代謝を
自然な循環に促すトリートメントなどのセラピーで
本来の自然な代謝、営みに戻っていくことも
不可能ではありません。
その欲求を「もっと安心できるように」「 もっと穏やかになれるように」
「もっと満ち足りたものになるように」と方向転換できるのが
癒しの役割でもあります。
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