川西市の北部、兵庫県と大阪府との県境付近にある一庫公園に車で行ってきた。一庫ダムが建設された際にできた知明湖と知明山周辺に広がる、東京ドーム10個分くらいの広さの自然豊かな公園である。
第一印象は、「都市から少しのところに、こんな自然豊かな公園が!」という感じである。
宝塚からは一般道路40分ほど。新名神開通のためか、道路も走りやすく整備されていて快適である。山道を走るので、酔いやすい方は酔い止めなどがあるといいだろう。
駐車場は、丘の駐車場と湖畔の駐車場のふたつでどちらも無料。丘の駐車場は満車だったが湖畔の駐車場が空いていたためそちらに駐車した。丘の駐車場は公園のメインの広場に近いため混み合うようだ。湖畔の駐車場に停めると、360段の階段を登って広場まで歩くことになる。車椅子の方や足腰が弱い方などは丘の駐車場が便利だろう。
階段・・・と思う方もおられるだろうが、湖畔の駐車場付近は景色もよく、ウッドデッキ風の階段の雰囲気もよく、登り下りするこども達も楽しげである。
階段を登って少し歩くと、広い芝生の広場が広がっていて、そのあたり一帯が「丘のゾーン」と呼ばれるメインの広場のようである。
公園の全体像はこんな感じである。
今回は時間の関係で行けなかったが、自然観察の森はハイキングコースもあり、野鳥観察もできるようだ。
唯一の建物、一庫公園ネイチャーセンターには動物のはく製やクワガタなどの昆虫標本、動物の毛皮や骨が展示されていた。動物好き、虫好きの子どもにも人気がありそうだ。一方で、「一庫炭」という川西市の特産品の良質な炭に関する説明や草木染めの展示などもあり、大人も楽しめる。
小さな子が遊べるスペースや授乳室も完備されており、小さい子ども連れにも気が配られている。
定期的にイベントなども開催されているようなので、詳しくは一庫公園のWebページをチェックしておくとよいだろう。
大きな遊具や広場もあり小学生くらいの子どもたちが遊んでいた。テントを張ってピクニックを楽しむ家族、ボールで遊ぶ家族なども多数見かけた。
食べ物や飲み物は自販機のみのため、お昼にまたがって遊ぶ場合はお弁当などを持参するのがよい。店舗などはまったくないが、落ち葉やゴミはほとんどなく、綺麗に掃除が行き届いていた。
公園もすばらしいが、個人的には湖畔のドライブも楽しかった。一方通行で景色を楽しみながらゆっくり走行できる。季節ごとに様々な情景を見せてくれるのが楽しみである。
【兵庫県立一庫(ひとくら)公園】
兵庫県川西市国崎字知明1-6
電話 072-794-4970
開園時間:9時~17時(10月~4月)、9時~18時(5月~9月)
休園日:年末年始
入園料:無料
駐車場:無料 ※丘の駐車場 69台 3台(身障者用)湖畔の駐車場 76台
一庫公園Webページ
一庫公園Webページ
記者プロフィール
氏名:Keiko Matsumaru
環境:小学生男子の母、IT企業勤務
趣味:ドライブ