「よみもの」コーナーでは,
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アロマセラピストの柳瀬理佐です。
今日は誰もが知っているラベンダーのお話です。
アロマセラピーのアロマは『芳香』、そしてセラピーは『療法』ですから、芳香療法という意味になります。香りのある植物を香草、ハーブと呼び、その香りの成分を抽出した液体が精油、ということになります。
文明の発達と人の知恵により「蒸留して精油を抽出する技術」が生まれ、現在のように「アロマセラピー」と銘打って行われるようになるまでは、とても贅沢な香油として植物の香りは珍重され、簡単に手に入る存在ではありませんでした。
アロマセラピーという言葉が生まれた背景に、有名なエピソードがあります。
香料や精油を研究していたある調香師は実験中、大変なやけどを負い、とっさにラベンダーの精油を傷口に塗ったところ、傷痕は残らず綺麗に治癒したというのです。
その後、調香師は精油の薬理的な力に関心を持ち、医療の分野で役立てる為の研究に勤しんだそうですが、その調香師により「アロマセラピー」という言葉がうまれたと言われています。
このエピソードはラベンダーが傷を癒し、皮膚を再生させる力があることを物語っています。世界の共通の呼び名である学名には「洗いながす」という意味が込められていて、傷口を洗い流す為にハーブそのものが使われていた歴史があり、植物の力を思い知ることが出来ますね。
成分的にも安心して使えるラベンダー。
ちょっとした傷や火傷には1滴塗りこんで殺菌や傷口を癒すことも出来ますし、日焼けや
肌トラブル時にはスプーン1杯のエタノールに精油を1,2滴落とし、5mlほどの水で薄めてスプレーやコットンパックをするなどして使えます。
心が安らぐ香りで、1日の終わりにお風呂に入れたり、ルームスプレーやリネンウォーターとして寝室に広げておいたり、と疲れた時にも快適な眠りに就くことも期待できます。他には洗濯のすすぎの際に1,2滴入れたり、食器洗いの液体石鹸に少量入れるだけで生活は快適になります!
精油を購入する際は、専門のアロマセラピーショップで、可能なら成分分析のデータを公表されている精油を入手することをお勧めします。
香りを楽しむためだけでなく、安心してメディカルなホームケアができるからです。
アロマセラピーのスタートに、今が季節のラベンダーは如何でしょうか?
※こちらでご紹介するのは、あくまでもホームケアです。アロマセラピーは医療行為ではありませんので、酷い火傷や傷はを負った際は病院に行って下さい。
■ワークショップのお知らせ■
・苦楽園・茶家さんとのコラボワークショップ「運命を開くアロマセラピー」
・苦楽園・茶家さんとのコラボワークショップ「運命を開くアロマセラピー」
2018年6月20日(水)と23日(土)に開催※20日(水)の回は満席
時間 13時~14時半
参加費 3,000円+tax+材料費・茶家さんのお菓子代1,000円
時間 13時~14時半
参加費 3,000円+tax+材料費・茶家さんのお菓子代1,000円
問い合わせ、申し込みは「ヒーリングダフネ」ホームページ→http://healingdaphne.com/
(お菓子は前回のもの。今回は内容変わる予定です。おたのしみに。)
~コラムニストプロフィール~
柳瀬理佐(やなせりさ)
宝塚市在住。
*人があらゆる意味での力と才能を引き出すために必要なステップを、サトルアロマセラピーやメディカルアロマセラピーなど多面的なアロマセラピーアプローチによってナビゲートするセラピスト。*
*『波動(エネルギー)を癒すさずして、本来の意味での治癒や成長はない』、という独自の見解のもと、*
*シュタイナーの人智学を取り入れながら、美しく心地よい植物の香りとともに豊かな感性をもってクライアントに寄り添います。*
「ヒーリングダフネ」
兵庫県 宝塚市湯本町6-21 すみれビル1F
0797-61-5122
阪急宝塚南口駅より徒歩5分、阪急宝塚駅より5分、JR宝塚駅より徒歩7分
不定休 特に土日、祝日はご予約のある時にオープン
ホームページ→http://healingdaphne.com/
facebook→https://www.facebook.com/daphnetakarazuka
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関連記事:2018年4月8日「【ぶらり宝さがし】vol.6柳瀬理佐(アロマセラピスト)」
2018年4月16日「【コラム.5】「アロマセラピーとの出逢い」アロマセラピスト柳瀬理佐①」
編集:C子