清荒神参道の鳥居をくぐるとすぐに見えてくる「Cafe Hamamoto」。
“大人のサードプレイス” そんな印象のお店です。IMG_7740
鮮やかな青いフレームの大きなガラス戸と窓。
シック且つ明るい雰囲気に植物が映える大人っぽいファサード。IMG_7741
軒先の看板にはかわいいメニューボードが。
独特なタッチのイラストと写真を組み合わせたナイスなデザイン。大人っぽさをちょこっと緩めるこの看板、いい感じです。
こちらも青がベースで、中央の真っ赤なコーヒーカップが一際目に残ります。IMG_7743
店内は明るく解放的な雰囲気。
大窓からの自然光が木と土壁本来の風合いを引き出します。

奥で作業をするのが店主の濵本さんです。

いつかは自分のお店をやりたいと思っていたという濵本さん。コロナ禍の厳しい経済状況のなか、勤めていた会社が早期退職を募ることとなり、これがラストチャンスと退職を決断、2021年12月に「Cafe Hamamoto
」を開業しました。

この物件はたまたま不動産業者から提案があり、奥様が清荒神が好きで時々通っていたこともあって、「ここでいいやん」という流れで決まったとのこと。
確かにここを見ると他はもういいか、となりそうな、素敵なロケーションの古民家です。

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看板メニューのひとつ、"ほんのりピリ辛ボロネーゼスパゲッティ"をいただきました。
これ最高です。
想像よりちょっと控えめな味付けでハーブが薫り、どんどん箸が(フォークが)進んでしまいます。

こちらのボロネーゼソースは本町のジオロッソというお店のもの。濵本さんご夫妻が大好きで是非お客さんに出したいと思い、ジオロッソの店主に交渉してメニュー化が実現しました。

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イタリアの瓶ビールもあります。
ボロネーゼのお供にも最高でしょうね。

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こちらもいただきました。
カフェシナノに別注しているオリジナルのシナモンロール"Hamamotoシナモン"。

シナモンの香り、クランベリーの甘酸っぱさ、たっぷりの素焼きアーモンドのザクザク感。これも最高です。

コーヒー豆はHIROコーヒーのもの、アイスコーヒーはさっぱりとした味わいでシナモンロールの甘さとちょうどいいバランスです。

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この窓際の席、自然光が注いで居心地がいいです。
参道とガラス一枚隔てたこの感じ、清荒神の雰囲気を味わうならこの席がおすすめ。

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階段を上がった2階のスペースは、まだ使い方が決まっておらず、色んな可能性を秘めています。

「古着屋にしよかな」と濵本さん。
もしくは奥様によるワークショップの開催。
これからの2階が気になります。

1階では月2回日曜日に、アフガニスタン人の講師を招いて英会話室も開催、好評なのだそうです。

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壁には海の青が美しい大きな写真が。
こちらの写真やメニューボードのイラスト作家は奥様が選ばれたとのこと。
渋い濵本さんと華やかな奥様の雰囲気がお店作りにそのまま投影されているように感じました。

ファサードの青と共に、このお店を印象づける写真の青。そして一輪の向日葵の黄色が一際印象的です。

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夏の終わりに再び訪れると、向日葵から紫の花に変わってました。

冒頭でも言いましたが、「Cafe Hamamoto」は"大人のサードプレイス"という言葉がしっくりきます。

お店の設え、濵本さんの渋い風貌、気さくなトーク、参道という場所、いろんな要素が相まって大人っぽさが滲んでいます。

でもこう書きながら、このお店の魅力がうまく伝わっていないように思えてきました。

多分ポイントはここです。
濵本さんは大阪出身の"おもろいおっちゃん"なんです。
このゆるさが「Cafe Hamamoto」の大切な要素であり、大人っぽさの所以なのかもしれませんし、違うかもしれません。

もうすぐ秋、駅前の図書館で気になる本を一冊借りて「Cafe Hamamoto」へ。
そんな過ごし方もいいかもしれませんね。

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店名:Cafe Hamamoto
所在地:〒665-0836 兵庫県宝塚市清荒神3丁目2−14
instagram:https://instagram.com/cafe.hamamoto
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜日・第二木曜日

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記事/写真 RL