新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2020年4月19日の開館が順延になっていた宝塚市立文化芸術センターですが、6月1日より完全予約制で入場者数を管理したうえで限定的にオープンしています。
6月1日~8月4日までの間、入場は各日①10:15~11:30 ②11:45~13:00 ③13:30~14:45 ④15:00~16:15 ⑤16:30~17:45の5回に区切られており、申込先着順で6月末日までは各回10名ずつ。7月2日からは各回20名ずつに限定されています。
入館の予約は公式ホームページからのオンライン予約と電話予約があり、予約締切はどちらも前日17時までとなっています。公式ホームページ等には特に記載されていませんが、当日でも空きがあれば入館できるという張り紙が施設前に貼ってあったので、予約なしで直接入館もできました。
観覧料は当日、館内カウンターでの支払いになりますが、1000円の当日券か2000円のパートナー入会費、2種類の選択肢があります。
パートナーに入会すれば、2021年3月末までの有効期限内の間、何度でも観覧無料になること、パートナー限定のイベントの参加権や近隣施設の割引などの特典があるので(詳しくは下記の公式ページ参照)近くに住んでいる人なら、パートナー入会の方がお得だと思います!
写真はパートナーの会員証
さらに、今なら先着入会特典でオリジナルトートバックももらえます。(先着500名。6月20日の時点では約250名ほどの入会でした。)
現在はコロナウイルス感染症拡大防止のため、入館の際は、2階の入り口で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます。
簡易的なものなので、少し歩きづらさはありましたが、使い捨てで衛生面は安心です。
観覧券を購入するSHOPでは、オリジナルグッズも販売中。
現在2階、メインギャラリーでは施設のオープンを祝い、世界で活躍する宝塚ゆかりのアーティスト6人の作品を展示する「宝塚の祝祭ⅠGreat Artists in Takarazuka」が開催されています。
出品作家は元永 定正 、辻 司、中辻 悦子 、小清水 漸 、松井 桂三、宮本 佳明(敬称略)
館内は展示作品を含めて、撮影可能なことに驚きました!
カラフルな色づかいの絵画や、木材の作品、見上げるほど大きな作品や、子どもが「おばけ?」と少し怖がってしまうものも。
懐かしの宝塚ファミリーランドなど、宝塚の歴史を振り返る動画も上映されています。
1階へ降りると、キューブホールにはデジタルアート作品「lumen」があります。
天井まで届きそうな大きな箱の中に入ると、中は暗く全面鏡になっています。床も鏡なのですが、下を見るとかなり深いところまで空間が続いているように見え、最初は怖くて足を踏み込めませんでした。しかし、一歩中に踏み出すと、そこには無数の光が雪のようにキラキラと輝いています。この光は、音に反応するようになっていて、静かにすると小さく、音を出すと大きく光っていました。
作品がスタートすると、音と光で作られた約2分間のインスタレーションを360度体感することができます。
幻想的な気分になれる、この作品は個人的にとてもおすすめです!子どもも一緒に入場できますが、怖がってしまい入れなかったお子さんもいました。文章ではなかなか伝わりにくいと思うので、ぜひ、一度体験してみてください。
1階のサブギャラリーでは宝塚発祥の炭酸水、「ウィルキンソンの歴史」が展示されています。
1階アトリエ、ライブラリーは現在入場できませんが、巨大模型作成中とのことで、大きな段ボールなどが置かれている様子が遠めから見えました。
奥にあるライブラリーにはキッズスペースのようなエリアも見えたので、オープンした時にはまた子どもと行ってみたいと思います!
1階エレベーター横のステンドグラスには、さりげなく宝塚市のマークやすみれの花が入っていました。
宝塚市立文化芸術センターのオープンで、アートがもっと身近で楽しめるようになりそうですね!