2024年11月から期間限定で行われている今回の実証実験は、駅を利用する人々にとって、より快適でスマートな案内を目指す取り組みのひとつです。
駅案内が AI対応 へと進化中


AIさくらさんは、案内カウンターに設置されたタッチ式の画面を通じて、電車の乗り換え案内や運行情報、切符やICカードに関する質問など、利用者の疑問にリアルタイムで答えてくれる案内システム。


AIさくらさんは、案内カウンターに設置されたタッチ式の画面を通じて、電車の乗り換え案内や運行情報、切符やICカードに関する質問など、利用者の疑問にリアルタイムで答えてくれる案内システム。
AIがその場で内容を理解し、画面に分かりやすく情報を表示してくれます。
言葉づかいも自然で、まるで人と話しているような感覚で利用できるのが特長です。
遠隔からのサポートも導入
さらに今回は、券面確認用のカメラも設置されており、利用者が切符やICカードをかざすと、遠隔地にいる駅係員がその情報を確認し、必要な精算手続きを行うことができます。
これにより、混雑時でも待ち時間が短縮され、スムーズな対応が可能になりそうです。
AIによる一次対応と、必要に応じた人のサポートが組み合わされているのがポイント。
技術の進化と、ちょっとした寂しさ
最近ではレジや券売機などでもセルフ化が進み、効率化や人手不足の解消につながる一方で、人との関わりが減ってしまうことに少し寂しさを感じるという声も聞かれます。
また、自動化された仕組みがわかりにくく、逆に不便に感じることもありますね。
その中で「AIさくらさん」は、自然な会話ができる点や必要に応じた人のサポートもあることから、テクノロジーと人との関係性の“ちょうどいいバランス”を感じさせる取り組みといえそうです。
この実証実験は、2025年4月中旬までの予定なので残り期間もわずかとなります。
気になっていた方はぜひこの機会に、宝塚駅の「AIさくらさん」に会いに行ってみてください。
リアルタイムでの案内を体験できる貴重なチャンスですよ。
リアルタイムでの案内を体験できる貴重なチャンスですよ。
宝塚駅は、宝塚歌劇や温泉、周辺の観光スポットへの玄関口として多くの人が利用する駅。
今回の新たな試みは、通勤やお出かけをサポートするだけでなく、駅という空間そのものが、より快適で人にやさしい場所へと変わっていく予感を感じさせます。
この春、宝塚駅で少し先の未来を体感してみてはいかがでしょうか。
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阪急宝塚駅
住所:兵庫県宝塚市栄町二丁目
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記事/写真: YS