MONOアトリエ 宝塚校 は、子供から大人までの絵画教室で、芸術系の大学へ進む予備校的な役割も担っています。
清荒神の参道を散歩中の方々も、気軽にギャラリーへ入り、作品鑑賞を楽しんでいました。
子どもたちの自画像の上手すぎるのにびっくり!
「鉛筆デッサンは基礎。小学生のうちからデッサンをしっかり学んでおくと、後々自分の力になる」と岡山先生。
デッサンをしっかり学べるということで、MONOアトリエは人気が高く、特に児童科は満席で、キャンセル待ちの状態だそうです。
メールか電話で無料体験入学を申し込むと、空きができた時に連絡をしてもらえるとのこと。
何年もキャンセル待ちをする人や、例外的に許可を得て受験科に入った小学生もいるそうです。
それぞれのパネルに自由なテーマと自由な画材で描かれた小学生画伯の作品が並んでいましたが、プロの画家の個展のように値段が付けられているのには驚きました。値段は作者が自分で付けるのですが、すでに3点、売約済みのシールが貼られていました。
MONOアトリエ主宰で講師の岡山英二先生。同じく講師の畝田谷幸子先生は奥様。芸術大学で学ぶ娘さんも、助手として時々教えているとのこと。
MONOアトリエのMONOとは、唯一のという意味。
東京芸術大学で彫刻を専攻した岡山先生は、東京品川区大井町で、学生時代の友人とMONOアトリエを開き教えていましたが、2011年に、子どもたちを自然豊かな環境の中で育てたいと、宝塚市に引っ越してきたと話してくれました。(MONOアトリエ絵画教室は大井町にもまだあるようです。)
基礎となる鉛筆デッサンだけでなく、工芸や空想画など、毎回様々な課題を与えられ、子どもたちは楽しく制作に取り組んでいるようです。みかんを具象的に描いた後、その背景として「スカーレット色」を必ずどこかに使い、夕暮れ時をテーマに自由に描くという課題の作品の数々は、それぞれの子どもたちの想像力と創造力が光っていて、見ていて思わず笑顔になりました。
こちらは、右側が中高生の作品と、小学生による浮世絵を模写した見事な油絵。
奥は岡山先生の「スイレン」。どこかで見たことがある作品だと思っていたら、昨年秋の宝塚市展の入選作品でした。左側は一般科の生徒さんの作品。助手を務めている岡山先生の娘さんの作品も展示されていましたが、売約済でした。外国の夜景のように見えるお洒落な雰囲気の絵でしたが、よく見ると宝塚の国道176号の風景で驚きました。
こちらは受験科の作品です。流石に、もう美大・芸大受験生レベルの力作です。帰りに、MONOアトリエを探してみました。
清荒神の参道の入り口に戻り、踏切を渡ると宝塚市立中央図書館があります。
そのすぐ左側の路地を真っすぐ歩くと、図書館の裏側に公園があるのですが、
その向かい側がMONOアトリエです。
ありました、こちらです。きれいな色の可愛いアトリエです。清荒神の駅近で、場所もわかりやすいです。人気でなかなか入れないMONOアトリエですが、粘り強く門を叩けば入門できるかもしれませんね。
MONOアトリエ作品展は、3月12日(日)の16時まで開催されています。
作品を鑑賞したい方、作品を購入したい方、MONOアトリエに興味がある方、ぜひ足を運んでみてください。
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会場:六軒茶屋ギャラリー
住所:兵庫県宝塚市清荒神1-11-23(阪急清荒神駅より参道上る徒歩2分)
TEL:0797-81-6515
営業時間:10:00~17:00
(12日は16時まで)
MONOアトリエ
住所:宝塚市清荒神1-3-6 3F
TEL:0797-20-6278
e-mail:okayama@monoatl.com
休校日:土・日・祝祭日
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記事/写真:YURIE(BRALIライター)
編集:つじよし(BRALI管理者)